アメリカのトランプ大統領が中東への艦船派遣などを要請し、自衛隊の海外派遣への危機感が強まる中、3月19日夜、国会前に1万1千人(主催者発表)が集まり、戦争や改憲に反対の声を上げました。労組や学生団体の姿もありましたが、個人での参加、とりわけ女性たちの姿が目立ちました。
集会を開いたのは2015年9月19日の安保法制成立後、毎月19日に国会周辺を中心に抗議行動を行ってきた「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」と「9条改憲NO!全国市民アクション」。衆議院第2議員会館前を中心に首相官邸前から国会図書館前まで道路の両側にびっしりと人が並び、議員会館を取り囲む形で、山王坂にも人が溢れました。参加者は、韓国のユン・ソンニョル大統領弾劾デモと同様、ペンライトや手書きのプラカードを持参。コーラーが「デモは初めての人!」と問いかけると参加者の3分の1ほどがペンライトを揺らして応答しました。
ジェンダーに関するコールも
コールはババカヲルコさんが先導。
「イラン攻撃絶対反対」「アメリカいいなり政治をやめろ」「自衛隊派遣絶対反対」「戦争できる法律いらない」「高市政権今すぐ退陣」「武器の輸出絶対反対」「スパイ防止法絶対反対」「原発再稼働あり得ない」「長射程ミサイル配備をやめろ」と声を合わせました。
2回目のコールはジェンダーに関するものでした。反戦、護憲に関するデモでは、これまであまり見られなかったことです。
「選択的夫婦別姓 選べる自由を」「産む・産まないは、私が決める 選べる自由を」「平等平等、ジェンダー平等」「解体解体、家父長制」
公募の2人を含め6人がスピーチしました。うち5人が女性でした。
「わさビーフ」も作れない国が戦争なんて
◆菱山南帆子さん(「許すな!憲法改悪・市民連絡会」事務局長)
イスラエルとアメリカによるイラン攻撃に断固抗議したいと思います。日本の米軍基地からアメリカの海兵隊員がイランに向けて出発していると伝えられています。日本が出撃拠点の一つとなっていること。平和憲法を持つ国として、あり得ないことではないでしょうか。絶対に許せません。日本政府は、アメリカ、イスラエルの暴挙に毅然とした態度で抗議すべきではないでしょうか。ウクライナ戦争の時には日本政府は攻撃を始めたロシアに抗議をしました。しかしなぜ今アメリカにものが言えないのでしょうか? このようなダブルスタンダードは許されません。
そして今、高市首相はアメリカのトランプ大統領と首脳会談を行っています。何を約束させられてくるかわかりませんけれども、どうせろくな事は約束してこないでしょう。風邪でもなんでもいいからドタキャンしてほしかった。ホルムズ海峡に自衛隊を出せというようなとんでもない要求はきっぱりと断っていただきたい。金を要求されても、トランプさんのせいでガソリンも高くなってみんな困っているから払わないときっぱり言ってほしい。

いま、熊本の健軍、静岡の富士で長射程ミサイル配備がされようとしています。そんなところに金を使っている場合でしょうか。国の財布は一つです。今これだけ私たちが大変な時に、財布から金を出すのは、私たちの暮らしに向けて出さなければならないのではないでしょうか。人殺しのためのミサイルやポンコツ兵器をアメリカから買っている場合ではありません。
今、重油不足で「わさビーフ」というポテトチップスが作れなくなっているんですが、こういう状態で日本は戦争できる国にしようとしているんでしょうか。「わさビーフ」も作れない国が戦争なんて、とんでもないじゃありませんか。
軍事大国化するようなことをしている場合ではないし、改憲している場合でもないんです。今週の日曜日には府中市で女性による女性のための相談会が行われます。お米がない、子どもへの食料がない、粉ミルクが買えない、おむつもパンパンになるまで取り替えられない、そういった悩み相談を女性たちがたくさん抱えているんです。改憲している場合でしょうか?
憲法13条(個人の尊重、幸福追求権)は実践されていますか? 憲法25条(生存権)は実践されていますか? 全く実践されていないじゃないですか? 13条も25条も私たちの暮らしにはとても重要な憲法です。この憲法を政治家の方々、改憲したがる方々は果たして読んでいるのでしょうか? 憲法を知らない、憲法を使ったことがない、そんな政治家に憲法を変える資格はありません。
今日は沢山のみなさんが集まっていますが、全国各地でも19日行動が行われているんです。ものすごい広がりです。それほど私たちの危機感が強いということの現れではないでしょうか?
19日行動というのは、11年前の9月19日に安保法制が強行採決されたことを忘れないとして、毎月こうやって行動してきました。この運動の積み重ねでなんとか憲法には指一本触れさせてこなかったんだと思います。今日、初めて参加されたみなさん、私たちの19日行動の列に加わってくださり、ありがとうございます。今日はお天気が不安定ですが、みなさんと力を合わせてがんばっていきたいと思います。戦争を止めましょう、改憲を止めましょう。

戦争は家族、故郷、アイデンティティも奪う
◆古川敦子さん(ピースボート)
2月28日、イラン南部の小学校が爆撃され、175人が亡くなった。3月12日、米軍はその攻撃は誤爆であったと認めた。戦争はゲームじゃない。戦争にリセットボタンはない。奪われた命は二度と戻らない。NO WAR。戦争反対。
私はアメリカとイスラエルによるイランへの攻撃に反対します。私はイランによる報復攻撃にも反対します。私は無辜の命を奪うあらゆる軍事攻撃に反対します。
ピースボートでは昨年、戦後80年・被爆80年特別プロジェクトを行いました。地球一周の船旅に広島、長崎の被爆者だけではなく、世界各地の戦争被害者や戦争予防や平和構築に取り組むNGOの方々に乗船いただき、分断ではなく協働を、戦争ではなく平和を選び取るための議論を重ねてきました。
私はそこで三つのことを学びました。
一つ目は、核兵器に抑止力はない、だから核はなくすべきだということです。アメリカによる今回のイランへの軍事攻撃は、イランによる核開発が理由で行われました。核に本当に抑止力があるのであれば、なぜ世界最大の核保有国であるアメリカが、そしてイスラエルがこのような攻撃を行う必要があったのでしょうか。フランスのマクロン大統領はこの状況を危惧して核弾頭を増やすと発言しました。核保有国の動きを見る限り、私には核兵器がある限り、それが使われる可能性が高まっているようにしか思えません。
広島の被爆者、渡辺淳子さんは今でも証言活動のたびに、「誰がこんなむごいことをするのか、怒りがこみあげて無性に腹が立つ」と涙を流します。長崎で被爆した倉守照美さんはご自身が結婚差別にあっただけではなく、自分の娘までも同じ経験をしたと知った時には、自分のこと以上につらかったと話してくれました。これ以上、核をめぐる被害が生まれないようにするための唯一の道が核兵器をなくすことです。
唯一の戦争被爆国として今日本がすべきことは、核の傘下に入ることではなく、まずは非核三原則を堅持し、そして核兵器禁止条約締約国会議にオブザーバー参加することです。

私の二つ目の学びは、被害者の苦しみや悲しみは、戦後何年も何十年も世代を超えて続いていくということです。アメリカのトランプ大統領は「この戦争はいつでも終わらせることができる」といいます。停戦しても、そこで傷つき傷つけられた人の悲しみは終わりません。戦争が奪うものは命だけではありません。家族や故郷、アイデンティティまでも奪います。
ズムナコ・モハメド・アフメドさんは、38年前、イラク・ハラブジャで起きたわずか20分の毒ガス攻撃により家族を失いました。生後3カ月の時です。彼が自分のルーツを知るまでにはその後17年間の時間が必要でした。だけど彼が一番苦しんだのは、なんで自分の身にこんなことが起きなければならなかったのかという問いです。それに対して納得できる答えがあるのでしょうか?
ガザでは、停戦合意がなされた後も和平交渉は停滞し、支援物資の供給に影響が出ています。中で暮らすザヘルさんは、すでに限界をはるかに超える困難に立ち向かっていると訴えます。ロシアによるウクライナ侵攻により、性暴力の被害を受けたハリーナ・ティシチェンコさん。性暴力による被害がなくならないのは、国際社会が無視、黙認し、誰も関心を持たないからだと訴えます。「私は黙りません。聞こえていますか。私と共に行動してください」。彼女はそう訴えます。
悲劇が繰り返され、また新たに生まれようとしている今、私が、私たちがすべきことは自分の意思を明確にし、声を上げ、そして行動することです。これが私の三つ目の学びです。
私は戦争に加担したくありません。戦争に加担する政府を黙認したくありません。
先ほど紹介したズムナコさんは、38年前のあの時、世界中が沈黙し、西側諸国はイラクへの化学兵器へのアクセスを可能にしたと訴えを強めます。どんな理由があったにしても、自ら軍事攻撃を行うことは明白な国際法違反です。憲法前文、憲法9条にのっとって、今日本がなすべきことは、アメリカとの同盟を強化することではなく、武器を購入することでイスラエルを後方支援することでもありません。武力ではなく、外交と対話によって多国間主義と国際法遵守に対して強いリーダーシップを発揮することです。それこそが高市首相が目指す「世界の真ん中で咲き誇る外交」なのではないでしょうか。
NO WAR。戦争反対。私はあらゆる軍事攻撃に反対します。国際法を守れ。命を救え。外交による一刻も早い停戦を求めます。

国民が求めているのは改憲ではなく暮らしの安定
◆大江京子さん(法律家6団体連絡会)
高市首相は、昨年の所信表明演説で、憲法改正について、「私が首相として在任している間に国会による発議を実現していく」と述べました。自民と維新の連立合意書では、緊急事態条項と憲法9条の改憲が入っています。この2点をご説明します。
まず9条です。自民党はかつて安倍総理の下で、憲法9条1項2項はそのままにして、その後に2項の2を創設し、そこに自衛隊を明記する改憲を打ち出しています。憲法に明記する自衛隊は敵地攻撃能力を持ち、集団的自衛権の行使が可能な自衛隊です。高市政権の下で、軍事費はGDP比2%、年間10兆円を超えた、世界第3位の軍事力を誇る自衛隊となったわけです。どこからどうみても紛れもない軍隊、戦力そのものであり、その自衛隊が憲法に書き込まれるということは何を意味するか。それは「戦力を保持しない」とした、9条2項を死文化させること。9条2項を削除したと同じ法的効力を持たせること。自衛隊を憲法に明記する改憲とはそういう意味を持つのです。

次に緊急事態条項。この改憲は何か、です。まず一つは戦争などの緊急事態を理由に憲法を停止して私たちの選挙権を剥奪して、国会議員の任期を1年なりそれ以上延期できるとするものです。もう一つは国会と裁判所の権力を奪って、政府に権力を集中させる。具体的には国会ではなく政府が法律を作って、私たちの権利を自由に制限できるようにする。そういう改憲です。
なんのための改憲か、明らかですね。軍隊を持って、軍事大国となり、首相の判断で自由に戦争ができる国。そういう国に日本を改造するための改憲です。たしかに今回の選挙では有権者の多くの方が高市・自民党を選びました。しかし、憲法改正や中国との戦争準備のための大軍拡や大増税は選挙の争点になっていません。自民党を選んだ人たちも、「高市首相に憲法9条を改定してほしい」と白紙委任をしたわけではない。
国民はいま改憲など求めていません。切実に求められているのは暮らしの安定であり、社会保障の充実です。いじめのない、差別のない優しい社会を求めています。日本が戦争することや、戦争に自ら巻き込まれていく、そんなこと誰も望んでいません。憲法9条は政府が戦争を始めることを禁止しています。そのために軍隊を持たない、戦力を保持しないとしています。歴代の自民党政権の首相たちは憲法9条があったから、アメリカから参戦せよと迫られても、これを拒絶することができていたのです。今、私たちは最後の守り手である9条を絶対に手放すことはできません。
自民党と維新はどのような手段を使って改憲をしようとしているのか、説明します。憲法審査会というところを舞台に、改憲を進めようとしています。憲法審査会は国会に改憲原案を作成して提出する権限を認められています。第一次安倍政権の時に、法律によって設置されました。高市さんは速やかに条文起草機関を憲法審査会に設置し、今年中に緊急事態条項改憲を国会に提出するとしています。まだ、憲法審査会がいつ開かれるか公表されていませんが、始まると衆議院では毎週1回木曜日に開催されます。改憲派は条文起草機関を設置して、改憲派だけで密室で粛々と条文を作って国会に提出しようと目論んでいます。考えられない暴挙です。条文起草委員会は野党第一党が反対すれば設置できません。中道改革連合は痩せても枯れても第一党なんです。中道が反対すれば、作れない。これがルールなんです。なんとしてもがんばってほしい。われわれ多くの市民と法律家が味方です。
今回、自民党だけで発議に必要な議席を確保している。高市さんは自らのレガシー作りで強引に改憲を進めてくる可能性があります。これに対して、私たちが路上から声を上げて、国会内の中道をはじめとする国会議員に呼びかけて励まして、絶対に高市さんの改憲、そして戦争へ続く道をストップさせましょう。

生活、障害、ジェンダーが戦争と繋がっている
◆沢田貴司さん(「安保法制に反対する医療・介護・福祉の会」共同代表)
医療従事者の任務は命を救うこと。戦争を防ぐこと、戦争に反対することも私たちの任務だと思って、平和運動の救護活動をしてきました。
今、日本の社会って色々な国の人によって支えられていますよね。介護の現場はベトナムの人、インドネシアの人がいないと成り立たない。コンビニエンスストアはネパールの人たち、バングラデシュの人たち、いっぱいいます。そんな中で医療現場は大変です。多様性を認めた政策が行われない中で、創意工夫で色々な国から来た人たちの命を守るために、一生懸命コミュニケーションしています。私たちはお互いを理解し、よりよい生活をよりよい健康を求めるために、日夜努力をしてやってきているつもりです。
しかし、今の世界の情勢はどうでしょうか。違いをあげつらって、困っている難民の人たちを貶めて、それを拡散して票を取っていくような政治が広がっていないでしょうか?
新型コロナウイルス感染症の時を思い出してください。あの時世界中で、多くの医療関係者がお互いの感染者の情報を出し合って、協力し合うことによってパンデミックを乗り越えました。国を超えた協力がなければもっと多くの方が亡くなっていたと思います。私たち人類はこれだけ国際化する中で、もう助け合わないと生きていけないんです。
それなのに差別をし、分断をして票を伸ばしていくような政治がはびこっていては、私たちの未来には絶望しかありません。

日本でも、昨年から大変なことが起きています。「外国人が医療費を無駄遣いしている」といった言説が流れて、国政に影響するような事態になりました。私たちは現場のことを知っています。調べて見るとほとんどデマです。外国人に医療費未払いが多いということが言われましたが、厚生労働省が5000以上の病院に行った調査では、未払い医療費の中で外国人の占める割合は1.5%なんですね。人口の3%が1.5%しか未払いを出していない。つまり日本人平均の未払いの半分なんです。医療保険を使っている金額についても1.37%です。若い人が多いですから医療保険を使う機会が少ないのかもしれませんが、補正してもやはり3割ぐらい外国人の方が少ない。そういった中で、こういった少数者をあげつらって、貶めて票を取る政治が、さまざまなハンディを負った人たちを貶めて、病気になって生活保護を受けている人たちに対してもバッシングが行われ、誰もが困った時に助けてもらえない社会になってしまう。
そのことと戦争を推進することは一繋がりだと思います。私たちの生活の様々な問題、障害の問題、ジェンダーの問題が戦争と繋がっている。私たちが地域で、立場を乗り越え、支え合って、政治に対して、「争いではなく助け合いの社会を作っていこう」と声を上げないと、SNSで広がっている暴力の連鎖は止められないと思います。
今日これだけ大勢の人が集まって声を上げていることに大きな希望を持っています。暴力や差別が横行する社会を変えていきましょう。
医療者はコロナの時に命を賭して職務に従事しました。政治家のみなさんは戦争を止めるのが職務だと思います。ぜひ、政治生命をかけてこの分断の社会をなくすために、国会の中で発言していただきたいと思います。

子どもや市民を殺していい理屈はない
◆松村みかさん(公募スピーカー)
私は政府開発援助、いわゆるODAの仕事を1980年代から30年以上してきました。アジアやアフリカ、中近東で、貧困削減の仕事をしてきたODAの社会経済専門家です。
ODAは戦後賠償から始まったということをご存じでしょうか?私はアジア諸国で旧日本軍の負の遺産をたくさん見てきました。でも、ODAは武力に頼らない平和外交の一つだと思ってきました。若い頃は日本に帰国するたびに、「日本は平和でいいな。インフラも揃っているし」と思っていました。でも、徐々に貧富の格差が広がり、政治が腐敗し、軍拡が目立つようになりました。まるで途上国のようです。

私は2005年と2006年にパレスチナ西岸で仕事をしたことがあります。日本で学んだ情報とイスラエルの実情が全く違うことに、現場に行って愕然としました。空爆や子どもの射殺が日常です。私自身がイスラエル兵にマシンガンを向けられたこともあります。
みなさんの税金で和平の仕事をしているのですが、それでも一体何なんだろうと思っていました。隣のヨルダンでは「イラクは普通の国だったのに」という声も聞きました。統治する者を失ったイラクの惨状はみなさんもご存じの通りです。
イラン政府が人権軽視やジェンダー問題を抱えていることは事実かもしれません。でも、リーダーを殺害すればイラクのようになりかねません。それにアメリカやイスラエルが子どもや市民を殺していい理屈はありません。世界はつながっています。私たちは同じ地球に生きていて無関係ではいられません。
戦争が進めば、そして続いていけば、温暖化が進み、生物全体の危機です。石油コンビナートがどんどん燃えているのを見ているとアルプスの雪もネパールの雪も溶けてしまうのではないかと心配です。
日本の憲法は世界の平和について書かれています。一緒に平和憲法を守っていきましょう。戦争反対!

弟は、国家が使える一兵卒ではない
◆山本歩美さん(公募スピーカー)
私はハワイでITコンサルタントの仕事をしている29歳です。普段は大企業の中の一匹のアリとして無機質な仕事をしていますが、今日は個人的で感情的な話をしようと思ってきました。

私の弟は20代の陸上自衛隊員です。私たち姉弟はひどい児童虐待を受けて育ちました。弟は9歳の時に親の暴力で頭を縫ったことがあります。それでも非常に心優しい人に育ってくれて、私を親の暴力から捨て身で守ってくれたこともあります。
彼はテレビで災害救助をする自衛隊員の姿を見て、「人助けがしたい」と言って、高校卒業後すぐに入隊しました。そんな彼が誰かを殺すことも、殺されることも絶対にあってはなりません。そんな可能性がある限り、いくら日本の国土にミサイルが配備されたって、私の心が安心することはありません。
子どものころは家に帰るのが怖かった。毎日学校から帰るたび、今日こそは家のドアを開けたら弟が殺されているのではないかと、心臓をバクバクさせながら玄関のドアを開けていました。結果的に死なずに生き残れた。けど今また、弟の命を毎日心配する、そんな情勢になってしまいました。
今日、仕事をしている間にも、イランへの自衛隊派遣という結論ありきで、法や憲法の解釈をねじ曲げられるのではないか。明日の朝起きたら、自衛隊派遣が決定しているのではないか。せっかく(親の暴力を)生き延びた彼が殺されることも、優しい心を持った彼が他の国の誰かを傷つけることも耐えられない苦痛です。戦争は避ける以外にないのです。最小限の被害に抑えられる戦争などありません。弟は私の大切な家族で戦友です。国家が使える一兵卒ではありません。自衛隊や艦船の中東派遣に反対します。
そして、9条改正、反対!

