
参院選は3日、公示日を迎えました。3年ぶりの参院選。そして戦後80年の年の国政選挙でもあります。
あなたは何を思いますか?
今、日本は多くの課題を抱えています。かつてないほど値上がりした米、終わりの見えない物価高…。支出は増えていく一方なのに、賃金は30年間ほとんど変わっていません。28年ぶりに国会審議入りした「選択的夫婦別姓」法案は採択が見送られ、継続審議となりました。同性婚も各地で「認めないのは違憲」とする判決が出ているにも関わらず現実味は帯びてきません。途方に暮れることも多いですが、こうした私たちの声を政治の場に届け続けなければ社会は変わりません
生活ニュースコモンズは、昨年の衆院選に引き続き、私たちが大切だと思うことを私たちの視点で取材し、記事にしていきます。あなたの悩みや生きづらさは、みんなの問題です。わたしたちの記事が、あなたの一票につながるとうれしいです。
まずは各政党のキーワードと主な公約をまとめました。

キーワードは各党が柱として掲げている言葉をその順番とともに3つ選びました。やはり物価高対策はどの党も共通した認識です。生活支援策として現金給付や消費税の廃止を訴える政党もあります。日々の生活費が収入を圧迫する中、賃金アップや年金の増額を訴える政党もあります。減税を掲げる党もあります。

今回、目についたのはやはり物価高対策、「米騒動」から見えてきた農業政策の見直しでしょうか。最低賃金の見直しも多くの政党が掲げ、ほとんどの政党がインボイス制度についても廃止を掲げています。選択的夫婦別姓では、あえて態度を表明しなかった政党もあれば、反対の意思を明確に表明しているところもあります。教育費は大学までの無償化にも触れている政党が多くみられました。年金引き上げも大きな問題として捉えられています。安全保障では、核兵器禁止条約批准を訴える政党が多い一方、防衛の拡充を掲げる政党もみられます。
ぜひ、この公約一覧表を参考に、あなたのまちの候補者の声に耳を傾け、だれが暮らしを、社会を変えてくれるのか見定めてください。投開票日は20日です。