3月17日午後6時、神奈川県横須賀市の米海軍横須賀基地ゲート前。市民らがペンライトやプラカードを手にあちこちから集まってくる。イラン攻撃の即時中止を求めるスタンディングだ。アメリカとイスラエルがイラン爆撃を開始、中東での戦闘状態が続く中、市民団らが自発的に立ち始めた。連日20〜50人が道路に沿って並び、退勤する米兵や米軍職員らに「平和」への呼びかけを続けている。参加者は16日までの8日間で、のべ200人を超えた。
埼玉県川口市の30代女性は、所用で近くまで来た帰りに立ち寄った。鳩の形のペンライトを手に「NO WAR」のプラカードを掲げた。「爆撃で子どもが亡くなっている状況を止められないのはつらい。同じ思いの人がいるところに来て行動したいと思った。

横須賀市の団体職員大森亜希子さんは、小学生から高校生まで4人の子どもがいる。朝、出勤前に夕飯の支度をすませ、子どもには「戦争反対のスタンディングに行ってくるね」と声をかけて家を出た。「私は横須賀生まれ、横須賀育ち。横須賀を母港にした米海軍のイージス艦がイラン攻撃に加担し、私たちも加害者の側に回っていると感じた」
長男は17歳。「将来、軍需産業に就職するかもしれないし、自衛隊からお呼びがかかるかもしれない。切迫した危機感があります」という。
ヨコスカ平和船団の市川平さんは「今回のスタンディングは若い世代や女性が多いのが特徴。小さくても手書きのプラカードを持ち、ペンライトで照らす。戦争を止めたいという思いが詰まっている」と話した。
米軍横須賀基地ゲート前で行われるスタンディングは22日まで午後6時から30分間。誰でも参加できる。


