ZINE『弾劾可決の日を歩く ”私たちはいつもここにいた”』重版

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生活ニュースコモンズの記事から生まれた『弾劾可決の日を歩く ”私たちはいつもここにいた”』編著 岡本有佳(タバブックス刊行)が重版されました!

2024年12月3日、尹錫悦大統領による突然の「非常戒厳」宣布から始まった韓国の混乱。
以降、大統領弾劾を求め200万人規模のデモが行われ、大勢の若い女性たちが参加した。
日本の報道だけでは本当の姿が見えてこないと、12月13日にソウルへ。

多くの市民が立ち上がり声を上げる根底にあったのは、
尹政権の言論弾圧や不正、アンチフェミニズム政策への怒り。
現地を取材し、抵抗する人々の声を聞いた記者による、韓国の現実。

【目次】
はじめに
ソウル・弾劾可決の日を歩く 家の中で大切な、一番明るい光を持って集まった女たち
イ・ラン インタビュー「私たちはいつもここにいた。見てなかっただけ」
言論弾圧に抗う① 独立メディア ニュース打破
言論弾圧に抗う② メディアを監視する 民主言論市民連合
韓国の若い女性たちはなぜデモに行くのか−−怒りとフェミニズム 趙慶喜

マルチ・アーティストのイ・ランさんは弾劾可決の日にフェミニストらと共にステージに立った。彼女のインタビューは必読です!

イ・ランさんの歌とフェミニストらによる合唱の舞台=韓国ソウル、2024年12月14日、撮影:岡本有佳

12月11日にコモンズが開催した緊急オンライントーク「独立メディア ニュース打破」の記録も収録しています。
現在、尹政権から言論弾圧を受け、それと闘ったニュース打破のドキュメンタリー『非情戒厳前夜』も全国で劇場公開中です!

ニュース打破の前代表キム・ヨンジンさん(左)とチョ・ヨヌさん。

同じく、緊急オンラインメディア監視を続けてきた民主言論市民連合の記録も収録。

韓国の言論の民主化とともに40年以上、メディア監視を続けてきた民主言論市民連合(通称:民言連)のシン・ミヒ事務所長

韓国のフェミニズムの動向にも詳しい趙慶喜さんによる論考も収録!

歴史社会学・マイノリティ研究で聖公会大学教員の趙慶喜さん

『弾劾可決の日を歩く ”私たちはいつもここにいた”』
編著 岡本有佳
協力 生活ニュースコモンズ
デザイン 小松洋子

B6判・並製・68ページ
2025年2月末発売
ISBN978-4-907053-75-8 C0095
定価 1000円+税 タバブックス
@tababooks_info